プロジェクトは、会員が他の会員または会員外の企業とともに、本会のリファレンスモデルを評価しその優位性、実現可能性を実証することをゴールとする取り組みです。

プロジェクトの内容および成果物は、基本的にクローズであり、そのメンバー内でしか共有されません。ただし、成果として本会のリファレンスモデルの検証結果、あるいは新たに得られたリファレンスモデルは、本会に対して報告する義務があります。

IVIプロジェクト化のメリット

IVIのプロジェクトとして申請した場合には、IVIとしての公開情報に加えて、ワーキング・グループ内で個別の検討事項、フィードバック情報、学術会員からのアドバイスなどをプロジェクトの運営や実装内容に組み込むことが可能となります。

これにより、企業が単独でプロジェクトを進める場合に陥りやすい「つながらない状態(いわゆるガラパゴス化)」を避けることができるとともに、重複した開発をさけ、コストとスピード感を格段に高めます。

成果物(知財)の扱い

ワーキング・グループの成果物はIVIの共通財産であるのに対して、プロジェクトの場合は、そこでえられた知的財産は、その実施主体の方針のもと、独自に決定することができます。

プロジェクトの実施にあたり、NDA(機密保持契約)等を締結し、さらに成果物の帰属先などについてもプロジェクトメンバー間で規定することができます。

なお、プロジェクトのメンバーは、IVIの会員でなくてもかないませんが、プロジェクトの実施主体(オーナー)はIVIの正会員である必要があります。

リエゾン団体のプロジェクト認定

IVIでは、リエゾン団体を登録するしくみがあります。

リエゾン団体がおこなう「つながる工場」「つながるものづくり」に関する実証実験等を、本会のプロジェクトとして認定することができます。IVIプロジェクトとして認定された外部のリエゾン団体のプロジェクトは、その構成メンバーにIVIの会員でなくても、IVIと同様にリファレンスモデルの利用等が可能となります。